2011年1月21日金曜日

妊娠37週目~分娩・出産~

1月21日(金)午後12時10分、男の子を出産しました!!
予定日より約3週間早い誕生となりました。
体重は6ポンド9オンス(約2977g)、身長は17.75インチ(約45cm)
名前はJOSHUA、ニックネームはJoJo です。


出産前日の1月20日(木)、午前中から午後にかけて、1時間に6回の子宮の収縮あり。
自分では気づかなくて、お腹につけたモニターのグラフでわかったんだけどね。

その日の夕方、スーパー主婦YASUKOさんが、病室へお舞いにきてくれて、手作りのお弁当などを差し入れしてくれました。
ちょうどその時、ナースが、血圧を測りにきて、“あら、ちょっと血圧が高いわ”って。
“ドクターに連絡しなくちゃ!”って、出たり、入ったり、ちょっとバタバタしてきて
で、その後、血圧はどんどん上がり、最高で上180/下111とか。

まず血圧を下げる薬が点滴で打たれました。
で、しばらくしても、まだ血圧が高いので、陣痛誘発剤を使って、分娩することなり、分娩の個室へ移動。
映画みたいに、ベッドで寝たまま運ばれたよ。
血圧が高くなっても、自分で自覚症状がないのがコワイよね。
20日の夜から点滴で陣痛誘発剤を投与され、21日の朝4時半ごろ、破水

トイレにいきたくて、ナースを呼ぼうとちょっと起き上がったところ、ジワーっと温かいお水がでてきた。
”ああ、これが、破水ってやつね”、なんて、このあたりまでは、まだ余裕があった。

陣痛がどんどん頻繁になり、6時半ごろ、部分麻酔 Epidural を打ってもらい、ああ、これでラクになる、と思ったら、大間違い。
ここからが、痛い、痛い物語の始まり~。

ベビーがすでに下に降りてきてたので、陣痛がはじまるのが早く、でもまだ子宮口が十分にひらいてないので、いきみたいのにいきめず、でっかい大便がお腹にたまって、肛門のところまででかかってるのに、出せない、みたいな、痛み。
あんなに痛い思いをしたのは、生まれて初めて。
ベッドの柵にしがみついて、ウォー、ウォーっとのたうちまわってました。

いきみたくてもいきめないまま、約6時間くらいフゥーフゥーと深く息を吐き陣痛の痛みに耐え、“子宮口が開いてきたのでいきんでいいわよ”、とGOサインがでてから約2時間で、やっとベビーがでてきた。


眠気と陣痛が交互に襲ってきて、意識が朦朧としたままの分娩で、よく覚えてない部分もあるのよ。
陣痛の波が襲ってきて、いきんでは、とにかく眠くて眠くて意識が遠のく、ってのの繰り返しでした。

ベビーよ、とにかく無事に生まれてくれてありがとう、と、感きわまったよ~

分娩後、2時間くらい、ベビーと同室で過ごして、初乳などをあげたりしてたんだけど、ダーリンがベビーを抱っこしてたとき、うまく呼吸ができなかったのか、ベビーの呼吸が一時停止して、顔色、カラダが紫色に急変したの!!
チアノーゼというのかな。

部屋にちょうどナースがいて、酸素吸入をしてくれたのでよかったけど。
すぐに、乳児専門のドクターや、他のナースなどが、10人くらい分娩室にかけこんできてね。
とりあえず、様子をみるため、ベビーは、ICUに入れられることになりました。

私は、“ああ、大変なことが起こっているんだ”と状況は理解してたのはと覚えてるんだけど、薬と麻酔で脱力感、眠くて意識が朦朧としてて、ベッドで動けないまま、眺めてるしかできなくて。
自分は母親なのに、産み落としただけで、呼吸困難になってるベビーを助けることも、何もできない、無力感でいっぱいだったよ。

ベビーの呼吸が停止した原因は、私に点滴で投与されてた、血圧を下げる薬(magnesium)がそのままベビーに影響してベビーの血圧を下げてしまった、という可能性もあるらしく、また早く生まれたってのもあるし、単純にべビーが呼吸するのを忘れてたり、色々な原因があるみたいだけど、とにかく、現時点では、脳などへの影響はない、とのこと。


分娩前夜の20日から出産当日21日のかけて、24時間の間に、あまりにもたくさんのドラマがあって、分娩直後は私もダーリンも疲労とストレスがピークに達してたよ。
ベビーをICUに入れてもらったおかげで、21日の夕方から夜にかけて、二人とも3~4時間の仮眠、ぶっ続けで眠れた。


その後の経過は、私は、薬のおかげで血圧はだいぶ戻ったけど、貧血も少々あり、尿中にタンパクが出ているため、入院。
ベッドで点滴をされたまま、薬のせいでウトウト、起きたり眠ったり、3時間ごとにおきて、母乳を搾乳機で搾乳(PUMP)したり。
ベビーJoJoに会いにいくにもICUへは車椅子を使い、まだまだヨロヨロの状態。
分娩後2日目あたりから、ベビーに母乳をあげてもよい、とのことで、2-3時間おきにICUへ通い、通い母。

1月24日(月)には、薬が効いて私の血圧もなんとか安全な数値に治まり、母子ともに退院してきました。


真ん中が、私の産婦人科のドクター Dr.Almassi 今回の入院では、真夜中でも、常にナースにコンタクトをとり、私の様子をチェックしてくれ、夜8時以降でも、病室に立ち寄り、様子をみにきてくれました。
検診で血圧が高いのですぐ病院へいくことになり、そのまま入院、分娩・出産となったけど、ドクターを100%信頼してたので、まかせて安心、不安はなかったよ。

ドクター自身、2歳半のお子さんがいるらしいけど、朝から夜rまで、分娩だけでなく、ときには婦人科系の手術もするらしく、いったいいつ寝てるのか。

もし、私に、二人目、三人目のべビーが授かる機会があれば、ドクターに取り上げてほしい、ってお願いしてあるの。


JoJoの呼吸が止まったとき、酸素吸入してくれたナースEdie(一番右側)
JoJoの命の恩人です 。
私の分娩のときから担当してくれてました。Dr.Almassi をはじめ、病院(John Muir Walnut Creek)のナースや、乳児専門のドクターなど、皆、親切で素晴らしく、恵まれた環境で出産できて、本当にラッキー。

スーパー主婦YASUKOさん、ゆうこりんご夫妻には、お見舞いにきていただき、たくさんの差し入れをいただいたり。
家族、親戚が近くにない私達には、本当にありがたかったです。


そして、うちのダーリン。入院となった日から、昼も夜も、ずっとつきっきりで、病院に寝泊りしてくれました。
英語が得意でない私にかわって、点滴や薬、どんな効果があるのか、副作用はないのか、などをナースやドクターに細かくチェックしてくれたり、洗濯物や身の回りのものを取りに、病院と自宅を往復してくれたり。
分娩のときは、立会って、ナース、ドクターといっしょに、私の足や体をささえたり、始終、側で励ましてくれてたよ。

分娩直後の私は、ベビーに初乳だけあげたけど、その後はベビーを抱っこし続ける体力も気力もなく、私もべビーも、“お父さん(ダーリン)”だけが、頼りだったよ。

以前にもまして、ダーリンがものすごく、頼もしく見えました。
Arigato Darling !


2 件のコメント:

Juergen さんのコメント...

おめでとうございますう! なんかすごいですね~ 秋あたりにSFに寄りますのでまた連絡しますね!

まりりん さんのコメント...

ありがとうございます!毎日ベビーに夢中です。と、いっても、ベビーは寝てばかりですが。
寝顔を眺めてるとあっという間に時間が過ぎてしまいます。