2011年1月20日木曜日

妊娠36週目~妊娠高血圧症候群~

妊娠36週目5日目のある日、定期検診のためドクターのオフィスにいき、いつものように体重測定、尿検査、血圧測定をしたら、これまでまったく問題なかった血圧が、何度測定しても高いの。
上が140、下が100以上。

ここのところ、夜の胸焼けがひどくて、真夜中の2時、3時まで眠れない日が続き、前の日も4時間くらいしか眠れなかったせいかな、とも思ったけど、ドク ターは、原因はなんともわからない、もっと詳しくモニターする必要あり、ということで、急遽、病院にいくようにいわれました。
このまま血圧が上がり、最悪の場合は、陣痛を誘発して出産ということになるかも、と。

“えぇ?!陣痛を誘発?出産??”
ダーリンと、何がなんだか、わからないまま、とにかく言われるがまま病院へ。
この日、ダーリンが一緒に付き添ってくれててよかった。

病院は、出産をすることになっている病院 John Muir Medical Center, Walnut Creek
横になった状態で、一定の間隔で血圧を測定、お腹にモニターを装着して、超音波で胎児の心音や動き、子宮収縮の間隔などを調べる検査のため、2~3時間、病室に滞在。
どうやら、軽い妊娠中毒症妊娠高血圧症候群と呼び名が変わったらしい)みたい。
英語では、Preeclampsia(よく、間違って Preclampsia とミススペルされるらしい)というんだって。

その後、血圧はそんなに上がらず、ベビーの様子も問題ない、とのことだったので半日くらいで帰してもらえるのかな、と思ったけど、自宅に戻るにはやはり少 々血圧が高く、でも陣痛を誘発させてまでベビーを出産するほどでもないらしく、もう少し、様子を見るために、急遽、入院することに。

この時点では、半日くらいで帰宅させてもらえるだろう、と思ってたのよ~


~妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)とは~
妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の症状のひとつ、“蛋白尿”。これがひどくなると、毎日5~10gの蛋白が母親の体内から失われ、母親は低蛋白血症となり、胎児へ移行する栄養が減少します。

さらに、妊娠高血圧症候群が悪化すると、胎盤の状態が悪くなり、臍帯(へその緒)を通じて移行する酸素や栄養物がうまく胎児に届かなくなります。
 この症状が続くと、胎児の発育が悪くなり、やせてきます(子宮内胎児発育遅延)。
 また、臍帯の血流が時々止まったり、逆流するようになります。

 こうなると、胎児死亡を起こしたり、胎児が危険な状態になるため、未熟な状態でも帝王切開で赤ちゃんを出産せざるをえなくなります。
 赤ちゃんは体重も少ない上に弱った状態で生まれますので、後遺症を残すこともあります。

コワイ、コワイ病気なんだ~


ダーリンは一度自宅に戻り、下着など入院に必要なもの、本、ラップトップのパソコン、デジカメやバッテリー充電器など、色々もってきてくれました。
一輪挿しにお花も挿してもってきてくれたよ。
こんなことになるとは、予測もしてなかったけど、いつ陣痛がはじまって、入院・出産となってもいいように、バッグに、下着やら、洗面道具、スリッパ、ガウンにベビー服、付き添いのダーリン用のペットボトルのお茶やらスナック類などを用意しておいてよかった。今は、とくに、薬も飲んでないし、点滴とかもないし、ただ、ベッドでおとなしく横になり、ナースがきて定期的に血圧を測定、お腹には常に超音波モニターが つけられてて胎児の心音や動き、子宮収縮の間隔などがチェックされ、たまに尿検査、血液検査などがあり、美味しくない病院食を食べてます。
幸い、食べ物の制限がとくにないので、ダーリン、おせんべいやら、ゼリー、ヨーグルト、ピザ、サラダなど色々食べ物を買ってきてもらってます。
ただ、ベッドに横になってるだけなのに、お腹空くのよね~

部屋は、個室で、トイレ、シャワー、テレビ付き、インターネットも使える。
看護婦さんはみんなとっても親切で、おかげさまで快適に過ごさせてもらってます。

病室に、折りたたみベッドを運んでもらったので、夜は、ダーリンは、病院にお泊り。
ダーリン、自分で“眠りが浅い”といってるけど、アイマスクに、耳栓、準備万全で、ゴオゴオと地響きみたいなイビキをかいて、こんな折りたたみベッドなのに、うらやましいくらいの熟睡ぶりです。


これまで、つわりも、何もなく順調なマタニティーライフだったのに、妊娠後期になって、色々でてきちゃって、やっぱり高齢出産、最後まで何があるかわからないもんです。

クルマにカーシートも乗せてあるし、もう、いつベビーが生まれてもOK!
もう、ここまできたら、早くベビーを生んで、家に帰りた~い!

それより、アメリカの病院で、入院なんて、いくら医療保険に加入しているとはいえ、いったい、いくらの請求書がくるのか、そっちの心配で、血圧があがっちゃうわよね?!
(ちょうど一年前にダーリンが、腰の椎間板ヘルニアで手術・入院したとき、病院から保険会社への請求額が900万円くらいだった。自己負担は20~30万円くらいで済んだけどね)

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