2008年10月27日月曜日

Ralph Nader - My New Hero!

Ralph Nader wants you to: Open The Debates!
11月4日のアメリカの大統領選挙まであと9日。
オバマとマッケイン、二人の候補者の話題しか耳にしないけど、実は、ほかにも立候補者がいるって知ってた?
ほかの候補者のうちの一人、Ralph Nader(ラルフネイダー/ラルフネーダー)ってひとが、とっても魅力のある人物なの。

過去に何度かグリーンパーティー(緑の党)所属、または無所属で大統領選挙に立候補したけど落選。今回の選挙も無所属で立候補。
民主党、共和党、この2大政党はお金とパワーがあるから、新聞、テレビで大々的にオバマ、マッケインを広告・宣伝してるけど、ラルフネイダーのことはニュースなどで取り上げらることすら稀なの。

ダーリンが図書館で借りてきた、彼のドキュメンタリー映画『 An unreasonable MAN 』をみたんだけど、もともとは消費者の権利を守ろう、と強欲で利益の追求のみ優先する大企業を相手に戦ってきた弁護士・活動家なの。
今でこそ車の座席にシートベルトがついてるのは、当たり前だけど、もともとは彼の運動が発端となり、法令化されたのね。
アメリカの自動車会社を相手に“運転者の安全に対する投資・取り組みをするべきだ”と訴えたものだから、一時は企業に雇われた探偵に尾行もされたらしい。

その他、原子力発電、食品の安全性、環境問題と関わっていて、国民は税金を吸い上げられているのに、税金面などで優遇・恩恵を受けている大企業を批判。
大企業にきちんと法人税を払わせればどれだけ国が潤うことかと熱く語るラルフネイダー。

2000年、2004年の大統領選挙で、民主党にいくべき票がラルフネイダーに流れたため、民主党が敗北、その結果、ブッシュ政権が誕生することになり、彼の出馬が批判されたそうだけれど、アホなブッシュを選出した共和党を支持するアホなアメリカ人が大勢いる、ってことがそもそも問題なのであって、彼を責めるなんてお門違いもいいところ。

オバマVSマッケインがやった大統領候補討論会、なぜ他の候補者が平等に討論する機会が与えられないのかというと、あの討論会を運営しているのがThe Commission on Presidential Debates (CPD) という元民主党・共和党の関係者による組織で、スポンサーは息のかかった大企業。
ラルフ ネイダーを大統領にさせてなるものか、っていうメンバーで構成されている組織なのね。

ドキュメンタリー映画の中で、2000年の選挙の際、ゴアVSブッシュの討論会があって、ラルフネイダーのファンの学生が父親からもらった討論会のチケットを“ぜひ討論会にいって討論に参加してください”とラルフネイダーに送ったの。
でも、討論会の会場では、討論会を運営するThe Commission on Presidential Debates (CPD) に阻止されて、会場にすら入れてもらえなかったの。チケットあるのに。ひどい横暴でしょ。
なんか、大統領選挙も何もかも、汚れきってるカンジよね。

74歳と高齢だけど、結婚をすることもなく、ただひたすらシゴトに没頭して働き続けてきた彼。
倹約家で、その昔は、すりきれて穴のあいたスーツを着てても気にしないくらいだったんだって。
両親はレバノンからの移民で、子供たちには小さなころから自分の頭で考えて自分の言葉で発言する、という習慣を身に付けさせたそう。

ちょっと大げさかもしれないけど、このラルフネイダーとキリストがダブっちゃって。
私はクリスチャンじゃないけどさ。
正しいことを行おうとすると必ず困難や受難がついてまわって、でも“私利私欲、私心のない正しいこと”というのははじめは難しくても、いずれ人々に受け入れられていく、というか。
他の政治家は裏切っても、このラルフネイダーはみんなを裏切らない、って思うもん。
まるで聖人君主のようなラルフネイダー。
こんな人が大統領になったらいいのにね。

Ralph Nader doesn't have time to do things like see movies.
He has been busy since 1968 being the most vigilant citizen in America.
He works harder than any president or member of Congress.
He has affected our life as a consumer more than any man.

Nader really is like a priest.
He is little affected by the world he affects.
He has never been married, never had children.
No one knows for sure if he has a love life.
He has never owned a car and has lived in the same inexpensive Washington boardinghouse for many years.
"Fashion" is not a word he could define: He has the look of a man who cuts his hair with kitchen scissors and his idea of great bedtime reading is the Congressional Record.

His hero is baseball legend Lou Gehrig because Gehrig was a modest man who just kept going, playing in 2,130 consecutive games.
Ralph has served in the nation's capital for 30 years now, dueling with its entrenched political and corporate interests and trying to rouse the citizenry. These are, arguably, comparable feats.

Nader's accomplishments have become part of the fabric of American public life.
You know that clause on plane tickets that says that if you're bumped, the airline has to reimburse you and put you up for the night?
Nader got bumped from an overbooked flight and got angry, and that's why you get treated fairly now.

Remember the days before seat belts and air bags?
Nader wrote an article for the Nation in 1959 titled "The Safe Car You Can't Buy" and ranted as early as 1975 to Congress that all auto manufacturers should have to install air bags in their cars.
People said Nader was a nut.
Now car companies advertise that their air bags are the best.

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