2008年3月29日土曜日

Learn English, or Go to Jail?


ペンシルバニア州の法廷で起こったちょっといい(?)話。

ヒスパニック系の男性3人が、強盗を企てた罪で刑務所入りになるところ、裁判官が、“英語の読み書きがしっかりできるよう勉強して、GDE(高卒認定試験)をパスして、フルタイムの仕事を見つけるならば、仮釈放にしましょう”という、ひろーいお心でお裁きを申し渡されたそうな。

法廷で始終通訳が必要だった彼らに、裁判官が“一生、こうやって、きみ達に通訳がつくとおもうかい?”って。


Luzerneカウンティの Peter Paul Olszewski Jr. という裁判官。

この裁判官は、通常の刑務所にぶち込む刑罰だけではなく、被告人が青少年で高校中退者であれば、高校をきちんと卒業すること、また、他の被告人には、フルタイムの定職につくこと、などのユニークな判決を出したりするらしい。

そういった判決を出した後は、この裁判官のスタッフが、被告人たちの就職支援の手伝いまでしているそうな。なんとも人情味あふれる話ではありませんか。


そういえば、最近、ダーリンが、クルマを運転中、マクドナルドのハンバーガーが食べたくなり、うっかりUターン禁止のサインを見逃して、Uターンをしてしまい、罰金のチケット(300ドルくらい)をもらってしまったんだけど、後日“裁判所に行って裁判官に掛け合ってくる”って、出かけていきました。

そういうものって掛け合ってなんとかなるものなの?ってきいたら、“住宅ローンが苦しいので何とかしてもらえないか、お願いしてみる。ダメもとでも掛け合わないよりいい”と、裁判官の心情に訴えるつもりらしい。
でもさ、『法』って、裁判官のおココロひとつでどうにかなっちゃっていいのかね。
(結局、裁判所にいったのがチケットをもらってすぐだったので、まだコンピューターの記録に登録されてなかったみたいで、後日また行くそう)


来年、日本でも、アメリカの陪審員制度みたいな“裁判員制度”が始まるらしいけど、判決が人情や感情、差別意識なんかで左右されたりしないのかな。


それにしてもマックのハンバーガー、300ドルとは高くつきましたねー

クルマが真っ赤だから、余計目立つんだよね。

半年くらい前にもスピート違反のチケットもらっていたような。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ダンさんの車をみました。くれぐれも安全運転を。日本も6月から交通ルール改正があり車は後部座席もシートベルト着用義務、自転車の歩道での運転の決まりも色々かわります。アメリカではどうですか?