ペンシルバニア州の法廷で起こったちょっといい(?)話。
ヒスパニック系の男性3人が、強盗を企てた罪で刑務所入りになるところ、裁判官が、“英語の読み書きがしっかりできるよう勉強して、GDE(高卒認定試験)をパスして、フルタイムの仕事を見つけるならば、仮釈放にしましょう”という、ひろーいお心でお裁きを申し渡されたそうな。
法廷で始終通訳が必要だった彼らに、裁判官が“一生、こうやって、きみ達に通訳がつくとおもうかい?”って。
Luzerneカウンティの Peter Paul Olszewski Jr. という裁判官。
この裁判官は、通常の刑務所にぶち込む刑罰だけではなく、被告人が青少年で高校中退者であれば、高校をきちんと卒業すること、また、他の被告人には、フルタイムの定職につくこと、などのユニークな判決を出したりするらしい。
そういった判決を出した後は、この裁判官のスタッフが、被告人たちの就職支援の手伝いまでしているそうな。なんとも人情味あふれる話ではありませんか。
そういえば、最近、ダーリンが、クルマを運転中、マクドナルドのハンバーガーが食べたくなり、うっかりUターン禁止のサインを見逃して、Uターンをしてしまい、罰金のチケット(300ドルくらい)をもらってしまったんだけど、後日“裁判所に行って裁判官に掛け合ってくる”って、出かけていきました。
そういうものって掛け合ってなんとかなるものなの?ってきいたら、“住宅ローンが苦しいので何とかしてもらえないか、お願いしてみる。ダメもとでも掛け合わないよりいい”と、裁判官の心情に訴えるつもりらしい。
でもさ、『法』って、裁判官のおココロひとつでどうにかなっちゃっていいのかね。(結局、裁判所にいったのがチケットをもらってすぐだったので、まだコンピューターの記録に登録されてなかったみたいで、後日また行くそう)
来年、日本でも、アメリカの陪審員制度みたいな“裁判員制度”が始まるらしいけど、判決が人情や感情、差別意識なんかで左右されたりしないのかな。
それにしてもマックのハンバーガー、300ドルとは高くつきましたねー
クルマが真っ赤だから、余計目立つんだよね。
半年くらい前にもスピート違反のチケットもらっていたような。