2009年12月31日木曜日

松竹梅~Sho-Chiku-Bai~

今年も残りあとわずかです。

ここアメリカでは12/30(水)の午後ですが、日本はすでに大晦日ですね。
皆様はどのように新年をお迎えになるのでしょう。

私は、昨日、仕事の後、お正月用の食料の買出しに行って参りました。
数の子、いくら、煮物用の野菜、チャーシュー、お餅、三つ葉、美味い日本酒「黒澤」にビール…
蒲鉾は、少々高かったのですが、なるべく添加物の少ない「鈴廣」を購入。

日系のスーパーで買い物をしたんだけど、ダーリンが店内のお正月用の飾りに“松・竹・梅”(Sho-Chiku-Bai)が使われているのを見て
「お酒も"Sho-Chiku-Bai"だね(こちらではどこのスーパーでも売っている宝酒造の安いお酒)」って。

でも、なぜ“松・竹・梅”なのか?

私も、なんで松竹梅なのか、考えたこともなかった(小さい頃は覚えていたのかも)ので
"Sho-Chiku-Bai "といって縁起がいい植物なんだよ」という説明しかできず…
さっそく調べてみました。


松竹梅は冬の寒さに耐えるということで、中国では昔から「厳寒の三友」と言われ、絵画などにも描かれるようになり、日本ではめでたい木として、慶事に用いられるようになった、のだとか。

松:
冬でも緑を失わない(不老長寿のシンボル)
神の天下りを「待つ(松)」めでたい木で、現世と神を媒介する役割がある
神事芸能であった能の舞台にも描かれている
針のような松の葉が、邪悪なものを追い払うとされていた
竹:
雪の重さにも耐える強さとしなやかさどんな土でも成長が早く、繁殖力が強いことから、生命力・反映のシンボルまた、「中が空洞のものには神が宿る」という古代信仰もあった
梅:
他の花に先駆けて(初春)最初に花が咲くため珍重された
春の訪れが近い、というしるし
なるほど、一つ一つこんな意味があったんですね。
間違っても、宴会コースのランク(特上、上、並)を表すものだ、と認識してはいけません。


さて、明日の大晦日は、スーパー主婦靖子さんのお宅で、ゆうこりんファミリー達と一緒に、夕方から料理を持ち寄り、一緒に年越しさせてもらう予定です。
私は、韓国風海苔巻き(キンパプ)と餃子担当です。
マージャン牌があるそうなので、もしかしたら、家族マージャンをするかも?です。

年の暮れになると、今年やったこと、やらなかったこと、来年の抱負なんかを考えたりして。
(毎年、“ダイエット”とか“もっと貯金を頑張る!”とか同じこと言ってる気がするけど)
来年2010年の目標は何にしようかな~?

ちなみに、2009年の目標はこんなカンジでした。
①節約、もっと貯金(ただし、ケチケチにならず、ムダを省いて、使う時はバーンと楽しく遣う)
②ムダなものを片付ける、捨てる
③ムダなものを買わない
④ダイエット
⑤結婚式

このうち、⑤だけは完了しましたが、①~④は、ぜんぜんダメ~
でも、結婚式って目標なの?って突っ込まれるとイタイな~
目標と計画が一緒になってる?!

①~④の目標は、“今年の”っていうより、生きてるうちは、ずっと心がけないといけないコトよね。
来年2010年は、①~④は同じ目標で、それプラス何か。
“恐らく(ほぼ間違いなく)達成できるであろうコト”にします。
(自分に甘いワタシ、ホホホ)

あと、この時期に思い出すのが、子供の頃の楽しかったお正月のことや、若い頃はあまり好きではなかった、昆布巻きや黒豆、きんぴらごぼうになます、蓮根や煮物などのお節料理。
祖父母、両親が手間をかけてお節料理を用意していたんだな~ということ。
今、自分が料理をする立場になってみてわかる。
歳をとって、今やっとそういう料理が無性に食べたい、と思うようになりました。

大好きな人達のことを思い浮かべては、来年もみんながハッピーだといいな~、と願ったり。

皆様、良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします!

I wish you all a Happy New Year !


~ Sho-Chiku-Bai ~
Sho (pine), chiku (bamboo), bai (plum) appear throughout Asian art, literature and folklore and are held in the highest regard as the symbols of resistance to hardship.

Winter in Asia is the most difficult season, bitter cold sets in and heavy snows bury everything. At this time the pine and bamboo stay green and beautiful which signify their survival despite the insufferable conditions, and plum trees blossom while winter snow is still on the ground indicating that winter is almost over and Spring is on its way.
This reminds one to look forward to a brighter future.

Sho (matsu in Japanese) means pine.
Pine trees flourish in the most inhospitable conditions, clinging to rocky cliffs bringing beauty where no other living thing can survive.
During the cold winter months it stays green and does not lose its needles.
Sho is the primary symbol of inner strength, resistance to hardship and permanence.
Sho’s needle shaped leaves are believed to drive away evil demons.

At New Year it is customary to place a pair of Kadomatsu (gate pines) before every gate or door. The trees are paired, one rough and prickly (male), the other softer and more graceful (female), male on the left, female on the right.
With these are placed bamboo cuttings and plum branches.


Chiku (take in Japanese) means bamboo, symbolic of longevity, the staff of life to the people of Asia.
It’s uses are endless, from being a religious symbol in the remotest areas to building skyscrapers in Hong Kong.
Besides being so graceful and beautiful, it is tough, strong and flexible, bowing under the heavy snows of winter and bending but never breaking in harsh winds.
Bamboo thrives in any kind of soil and is continuously green throughout the year.
For a person to be flexible, strong and resilient is to be like the bamboo.


Bai (ume in Japanese) means plum and its blossom is considered the “Elder Brother of one hundred flowers” symbolizing beauty and optimism during times of adversity.
It is the only tree that blossoms during winter signaling Spring is on it’s way.

During New Year it is customary to arrange pine, bamboo and plum blossom cuttings together in a display.

2009年12月19日土曜日

クリスマスツリー

ある日、仕事を終えて家に帰ったら、アパートの壁にライトが飾りつけられてました。
ダーリンがサプライズで飾ってくれました。


そして、今年のクリスマスツリーです。
やっぱり本物のモミの木は香りがいいな~
去年、一昨年はクッキーやキャンディー、大好きなみんなの写真を飾ったりしたんだけど、日本に旅行して帰ってきたばかりで、なんだか忙しかったので、今年のツリーはちょっと手抜きです。

2009年12月10日木曜日

日本に里帰り(6)~那須・北湯温泉その2~

北湯温泉に到着。 これがフロント。
フロントというより帳場、番台という雰囲気でしょ。 この旅館の建物は、江戸時代、明治時代、昭和時代と異なる時代に増築が繰り返されて、建物の中はまるで迷路のよう。 薪ストーブが暖かい。 いつか薪ストーブを焚ける家に住むのが夢。

今回泊まったのは江戸時代(安政)に建てられたという最も古い客室で、暖房はコタツだけ。
1泊2食付きで7500円。
これって洋風にいうとアンティーク?っていうような、農具や民具があちこちにあって、歴史民族博物館にでもいるようです。三代目の写真。文政と書いてある。お風呂は、内風呂から露天風呂まで色々。
シャワーなどはありません。山の中にある1軒宿で、周辺には娯楽施設などもないので、夕食前にお風呂に入り、夕食後もまたお風呂に入って、ビールをクイーっとやってまたお風呂に入って寝るだけ。
宿の方が、ダーリンのために“(朝食の)納豆は食べられます?”ときいてくださり。
こちらもうっかりそれを伝えるのを忘れてたので、ありがたかったです。
納豆のかわりに、何か別のものを出してくれたんだけど、なんだったかな?忘れちゃったな。

二日目は、朝からのんびりと温泉につかり

10時にチェックアウトして宿を後に。

お世話になりました!またいつか来ます。(冬じゃないときに)

そういえば、部屋のテレビ が突然、点いて消えるというのが2回もあって、ドキっとさせられたけど、お化けの仕業かな~?なんて。
これだけ古けりゃあ、住み着いた霊もいるかもね~と思うくらい、古かったけど、私はこういう趣のある温泉、大好きです。

雨は上がったけど、雲はまだまだ低い。
那須岳ふもとのロープウェイ乗り場。
山のてっぺんには雪が見えます。父タケオ様、忙しいのに、急遽お仕事の休みを取って、旅行につれていってくれてありがとうございました。みんなでまた旅行しようね~

日本に里帰り(5)~那須・北湯温泉その1~

両親(父タケオ、母カズコ)とダーリン、私の大人計4人で那須の北湯温泉へ1泊2日の旅行へ。
出発の朝、ダーリンはヒゲを剃ってました。“ママさんはボクのヒゲが無いほうがスキでしょ”って。
前回(今年の7月)日本にきたとき、母カズコがダーリンに“オー、ヒゲ、No No よ~”とかしつこく言ってたのを憶えてるんだよね。
気にしちゃって、かわいそうに~。
私は、ヒゲがあるほうが好きだけどな。ま、無くてもいいんだけど。

浦和インターから東北道で那須湯元インターまで。
この日は、朝から雨。
(母カズコいわく、父タケオは雨オトコで、一緒に出かけるといつも雨、らしい)

途中、上河内サービスエリアで一息いれて。この上河内サービスエリアには、宇都宮の餃子が色々食べられる餃子広場ってのがあったらしいけど、ここに着いたときは午前中で、餃子を食べるには少々早かったのでパス。

ダーリンは、道路交通状況の電光板をみて“オォッ!”とワクワクしてました。

那須湯元I.C.を降りてから、県道17号線(那須街道)をすすむ途中で見つけた
雰囲気のある食事処「水車の里 瑞穂蔵」

那須で代々続いているお米屋さんが経営する食事処で、建物は奥会津南郷村から移築した150年前の古民家なんだって。

地元那須で育てられたコシヒカリがカマドで炊かれていて、この白飯に手作り味噌の味噌汁、田舎の素朴なお漬物、温泉玉子、漬物、煮物などがセットになった田舎膳が一番人気、なのだとか。

さっそく4人とも同じ田舎膳を頼みました。

両親は、いつも自宅で食べてるメニューとたいして変わらない、といった様子だったけど、私にはこういう食事がやっぱり“ご馳走”なんだよね~私は美味しくてご飯を3膳もペロリと食べてしまいました。
ご飯はおかわり自由。
お味噌汁もおかわりさせてくれるといいのにな~

別棟では、お土産用にお米や漬物、手作り味噌が販売されています。
お茶はサービスで、漬物、お味噌など色々試食ができます。

米ぬかはお好きなだけお持ち帰りください、と無料サービス。

あれもこれもたくさん買っていきたかったけど、荷物にもなるし。
無添加でシンプルな材料だけでつくられた辛子味噌をいくつか購入。

古い農具に、干し柿、見るだけでも十分楽しい。

水車小屋の中では、米粉がひかれていました。

食事の後は、那須街道を北上して、北湯温泉へ到着。 北湯温泉の駐車場から旅館のある谷間まで、階段と遊歩道を7-8分くらい下っていくんだけど、荷物がたくさんあると大変かも。 うっすら旅館の建物が見えてきた。到着!
それにしても、どこへいくにも足腰が丈夫なほうがいいね。

北湯温泉 http://www9.ocn.ne.jp/~kitanoyu/