2011年10月2日日曜日

Ralph Nader in Berkeley

弁護士で社会運動家のラルフ・ネーダーが、講演のためバークレーに来る、というので、一目見たさに、車でひとっ走り。
ダーリンは仕事で行けなかったので、JoJoを連れて、行ってきました。

先週、新作映画のプロモーションのため、オークランド(バークレーの隣の市)にブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが来るってTVでやってたけど、“ふーん、そうなんだ~”って感じだった。
私にとっては、ラルフ・ネーダーを一目見れるほうが、どんな有名人を見るよりも、嬉しい!!

講演会場は、という、コミュニティーで運営されてる、幼稚園の体育館みたいな小さなホール。
The Hillside Club
2286 Cedar Street, Berkeley, CA 94709

会場に到着。携帯はサイレントモードに。
講演中、JoJoがグズり出したらイヤだな~、と、心配だったので、でかける前にたっぷり昼寝をさせ、おっぱいでお腹を満タンにさせて行ったけど、案の定、5分もたたないうちに、口でブーブーと音を鳴らしたり、グズりはじめたので、急いで会場の外へ。
うちの子、サイレントモードへの切り替え、機能しないんです~(涙)
持参したラルフ・ネーダーの本に、本人の直筆サインをもらったよ。

難しい政治のことはわかんないけど、真面目に一生懸命働いてた人がある時病気になって、医療費が払えず、破産して家も財産も失うような医療システム、なんだか、おかしいぞ、ってのは、わかる。
戦争で、毎日数千億の戦費を費やしてる一方で、予算が不足してるため、学校や図書館が閉鎖されている。
大金持ち達は、低い税率(納税)の恩恵を受けている代わりに、フツーの労働者や自営業者は働いても、働いても、Pay Checks からは30数パーセントの高い税金が引かれる。
店には、Made in China(中国製)のモノがあふれ、国産(Made in USA)の製品はめったにお目にかからない。安い中国製には、太刀打ちできないんだろうね。
かつて国内にあった工場は、海外へ。それによって、大勢の人たちが失業…

“自分以外、誰が大統領になっても国はかわらない。国を変えるには自分しかいない”って強い信念を持って、2度、大統領選挙に立候補したラルフ・ネーダー。
家も車も所有してないんだよね。
寝ても覚めても、生涯、仕事に一筋。

とても、彼のようには生きられないけれど、でも、“正しく生き、考え、行動したい!”と思う。
インスパイアを受けて、少なくとも、乳飲み子抱えてでも、一目会いたい!と、車を駆らせるほどの勇気(大袈裟?!)も、もらってる。
社会運動とか、たいそうなことはできないけれど、自分の身の回りで、小さなことでも、できることからコツコツと。

「子育て=人づくりは、世界的な大企業の経営者の仕事よりも重要度が高い。社会をよくする上で、育児より大事な仕事がこの世にあるのだろうか」とは、ソニー創業者の井深大(いぶかまさる)さんの言葉。 
知識や科学優先の教育の前に、心の教育が大事、なんだって。

子育て、JoJoが、正しいこと・正しくないこと、キチンと判断ができる人間に育ってくれるように日々努めること、これが、今、自分にできる社会貢献のひとつかな?

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

真理子さん素晴らしい~。子育ては奥深くて。でも正しいことや思いやりなどの心を育てる事が大事なんだね。暮らしやすい世の中にしたい。今度店で探してみます