De Young Museum (デヤング美術館)で
『ツタンカーメンと古代エジプト王の黄金時代展』が開催されているらしい。
いって見たいな~と思いつつ、週末はなかなかサンフランシスコまで足を延ばすのが億劫で。
『ツタンカーメンと古代エジプト王の黄金時代展』
開催期間: 2009年6月27日~2010年3月28日 まで
De Young Museum
50 Hagiwara Tea Garden Dr
Tutankhamun and the Golden Age of the Pharaohs
私が生まれて初めて訪れた異国の地がエジプトだったため、今でもエジプトに思い入れが強いんです。その初めての海外旅行は、高校からの親友のメグと。
たしか、20歳くらいのころだったかな?
ツタンカーメンは、3000年以上前の古代エジプト王朝のファラオ(王)。
ツタンカーメンといえば、この黄金のマスクが有名ですね。
1922年にイギリスの考古学者ハワード・カーター率いる調査隊によってツタンカーメン王の墓が発見され、その中に横たわっていた黄金のマスクをした若きツタンカーメン王の姿がよく知られています。
しかし、エジプト政府は1980年代に“ツタンカーメンの黄金のマスクは国宝のため今後一切、国外不出とする”とのお達しを出したため、残念ながら、エジプトのカイロ博物館以外ではこのツタンカーメンの黄金のマスクを見ることはできません。
3000年以上前に作られた王の大切な遺宝ですから、動かしたり温度・湿度の変化で損傷を受けては一大事ですから、仕方がないですよね。
ミイラの棺のしくみ
De Young Museum (デヤング美術館)では、ツタンカーメン王の黄金のマスクは見られませんが、Tjuya女王(ツタンカーメンの曾おばあさん)の黄金のマスクや、金箔の棺や、ツタンカーメン王の臓器が保管されていた棺など、王家の秘宝が130点ほど展示されております。
これが、Tjuya女王(ツタンカーメンの曾おばあさん)の黄金のマスク
ツタンカーメン王の黄金のマスクと比べると顔に丸みがあって女性らしいのがわかります。
これは見逃せません。
カイロから南670kmに位置するルクソール。
カイロにはいったけど、まだルクソールには行ったことがありません。
ルクソールには世界遺跡のほぼ3分の1が、また7000年に及ぶ古代エジプトの偉大なる業績の遺物や文明のほとんどがここにあるため、ルクソールは『世界最大の屋外博物館』とも呼ばれているそうです。
1922年、そのルクソールにある王家の谷で、イギリスの考古学者ハワード・カーター率いる調査隊によりツタンカーメン王の墓が発見されました。
ツタンカーメンのミイラは、今もなお同じ玄室(埋葬室)の石棺の中の金箔を貼った棺の中で永遠の眠りについている… はずだったのですが、数年前に、そのミイラが棺から取り出され展示用のアクリルガラスケースに移されたそうです。
それまで、ツタンカーメン王のミイラは石棺に入れられ、上の部分に透明なフタがのせられていて、観光客が見学できるようになっていたのですが、訪れる大勢の観光客が知らず知らずのうちに玄室の温度・湿度を上げており、さらに外からバクテリアなども持ち込まれるため、石棺に眠るのミイラの損傷が危ぶまれていたそうなのです。
そりゃあ、ツタンカーメン王のミイラを間近で見れば、興奮して湯気もたつし、熱気で墓室の温度が上がってしまうのも無理はありません。
と、いうことで、保全状況の改善のため、石棺から出され、温度と湿度が管理された透明なケース(プレクシグラスという軽く透明な合成樹脂製)に移さた、というわけです。
これで、一般観光客でもツタンカーメン王の素顔が拝めるようになりました。
現地の関係者によると、“彼は出っ歯気味で笑顔のすてきな美少年だ”とのことです。
どんな美少年かちょっと思い浮かびませんが、実物に会ってみたいですね~
アスワン・ハイ・ダム建設計画の際、ダムの水底に沈んでしまうかも!
という水没の危機に直面したアブシンベル神殿。遺跡そのままを60mほど上にスライドさせて移築されたんですよね。
生きてるうちにもう一度エジプトの土(砂?)を踏みたいわ~